カナダ、対米報復関税36億ドルを来週から開始、リストは近日中に公表へ

記者 エクシアジャパン 報道

少し前になりますが、アメリカはカナダのアルミ製品に10%の関税をかけました。カナダ政府は9月12日、トランプ政権がカナダのアルミニウムに再び関税を課す動きを見せたことに対し、米国の計36億カナダドル(27.3億ドル)のアルミニウム関税に報復する形で対応し、具体的な関税対策のリストを近日中に発表するとしています。

カナダのキルステン・ヒルマン駐米大使は金曜日のメディアインタビューで、米国がカナダへの関税を解除するまで、対策は差し迫っており、有効なままであると述べました。

初期の対策リストには、米国のスイングステートの商品が多く含まれています。一部の専門家は、トランプ政権が今回の選挙前に関税を引き下げる可能性があると予測しています。

カナダの対米アルミ輸出の半分以上に影響を与える米国の措置は、カナダ国内で強い不満を呼び起こしており、政府はこれらのアルミ含有製品のリストを公表する前に、今後30日間にわたって関連企業と広く協議することになっています。

カナダ政府は8月に発表された暫定的な対策リストの中からターゲットを選ぶことになっており、その中には11月3日の大統領選挙トランプ氏の命運を左右する米国のスイングステートの製品も含まれており、政治的な位置づけが関税戦略に明確な役割を果たしています。

記者 エクシアジャパン 報道

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